犬にKY はいない、かWinkingHappyHappy


KY。空気が読めない人のこと。今も時々耳にする。前総理大臣の麻生氏の場合は、漢字が読めない、というKYでおちょくられたこともあった(笑)。

KYは、別名「天然」、か?。グループ内で急に突飛な発言をし、周囲の人たちはどうも調子が狂ってしまったり、時には唖然とさせられるが、何かこう笑えるような場合。でも本人はいたって真顔(笑)。ある著名な人物が、KYなど気にする必要はないと言っていた。空気を読む人は単に多数派に迎合する人であり、個性がないと。なるほど、一面の真理かもしれない。だが、その場の空気を読んで「無難に」行動することも生きる術ではあるし、時にはそれがないと人間関係が立ち行かなくなることもある。

KYにイライラさせられるという人の話は時々聞く。私自身も経験している。KY遭遇時の感情は、KY度合いにより違う。やれやれという程度だったり、時にはカチンとくることも。酷いときはもうお手上げ、あんな人とはもうつき合えない、と感情的になったり。でも、最終的には、ま、我慢、我慢、あの人のKYが直ることはないんだからと考えるようにしている。

KYは人間の大人に特化したものなのか? 犬にはいないように思える。同様に幼い子供にもいない気がする。犬も子供も”敏感”に”空気を読む”。両者とも、人間の大人に囲まれて暮らし、大人に依存して生きている。だから常にセンサーのようなもので大人たちの言動、一挙手一投足をチェックしているのかもしれない。

犬の目は「何でもお見通し」とでも言っているような感じだ。目だけでなく、鋭い嗅覚からも状況を把握している。てんかん患者の介助犬は、倒れる2時間も前にそれを知らせるという。患者が倒れる時、患者の毛穴からある臭気が漂い、それが濃くなって倒れるらしい。犬はその臭気を覚え、まだそれが微量に感じられる時点で患者の袖を口でくわえて教える。訓練により2時間前からそれを”確認”できるようになったのだとか。2時間もあれば、患者はかかりつけの医師に電話で「2時間後に意識を失いますのでこれから病院に行きます」と電話をするだけで良い。す・ご・い。

2年前に死んだ我が家の犬アオも、結構臭気に反応していたように思う。私がちょっとでも緊張していると不思議な目線で私を見、しばらくそれが続くと前足で私の膝を軽く叩く。楽しくじゃれている時とは違う動きなので、あれ、と思う。そして緊張が極地まで高まると、今度は私のそばからいなくなる。緊張時に私の毛穴から何か不思議な臭いが出ていて、アオがそれを察知していたのではないかと思えてならない。我が家の他の犬とアオの違いである。アオが亡くなって余計にこのことを思い出す。