元夫婦、勝利は元妻にWinkingLaughHappy

第83回アカデミー賞授賞式も近づいてきた。衛星放送にも昨年受賞の映画が登場し始めた。だいたい1年遅れで放送されるようになっているような気がする。


昨年、第82回の主要部門を争ったのは、キャスリン・ビグローの『ハート・ロッカー』とジェームズ・キャメロンの『アバター』。映画監督であるならば、是が非でも欲するのは監督賞と作品賞の栄誉に浴することだろう。ビグローとキャメロンは元夫婦。そして勝利の女神はビグローに微笑んだ。『ハート・ロッカー』は、脚本賞、編集賞、音響編集賞、録音賞にも輝き、この年最多の6部門受賞を成し遂げた。

一方のキャメロン。『タイタニック』、『ターミネーター1・2・4』といえばわかりやすいだろうか。構想から制作までが10年という『アバター』。このSF映画はモーション・キャプチャーという手法を使用。そこに何かがある”ふり”をするCGとは異なり、全て俳優たち自身による演技を可能にするハイテク。その甲斐もあって、撮影賞と美術賞を受賞。

この主要部門受賞の差が出たのかどうか、『アバター』は1月に衛星放送に登場したが、『ハート・ロッカー』は2月の終わりまでお預けである(笑)。従って、この元夫婦の勝敗に関する個人的見解は述べられない。『ハート・ロッカー』の放送を待って、このブログを書けば良いのだろうが、先日『アバター』を見た感じでは、この勝敗になんとなく頷けるものはあった。まず、SF映画が主要部門に輝くことは少ない(無か?)。そして何よりもこの映画は娯楽映画の際物であり、『タイタニック』や『ターミネーター』同様、ストーリーは至ってシンプル。キャメロンの十八番か。一方の『ハート・ロッカー』は、イラク駐留の爆発物処理班の兵士を描いた作品。なんだか奥深そう。もうここで重厚感に違いが、、(笑)。

でも、『アバター』は楽しめた。映画館では3Dだったらしい。『アバター』はまさにそれに相応しい作品だろう。3Dではない我が家のホームシアター。だが、46インチワイドテレビはかなり迫力がある。個人的には満足(^^)。


AVATARとは、ヒンドゥー教で、神の化身、人の姿をした化身という意味。22世紀。宇宙船に乗って地球から5〜6年位の距離?にあるパンドラ星が舞台。そこに住む原住民はナヴィと呼ばれる。青い肌、地球人の2倍以上もある大きさ。鉱物資源豊かなパンドラ星に私利私欲のためやってきた地球人。ナヴィと地球人の遺伝子を操作して創られたアバター。地球人は遠隔操作によってアバターを動かす。見た目がナヴィとなった地球人は彼らに接近し交渉。友好的な外交の手段としてクリエイトされたアバター。だが、採掘はなかなか進まず、地球人側は焦燥感を募らせ、邪魔立てをするナヴィに対し武力行使を決定する。ナヴィの生き方に共感し、恋にも落ちてしまう”一体”のアバターこと、ジェイク。地球では元海兵隊員。ベネズエラの戦争で負傷し、下半身不随となり、車椅子の生活。そんな彼がアバターになった途端、歩き、走り、空飛ぶ恐竜「トゥルーク・マクト」に乗って空中を飛び回る。無害有害を含め、他にも不思議な動物や植物たちが生息するパンドラ。磁場の違いで巨大な岩が宙に浮いていたりもする。

さて、恋に落ちたジェイクは、地球人を裏切ってナヴィ側につくのか。ナヴィたちの運命は、パンドラ星の運命はいかに。ネタバレのないようにこのぐらいにしておくが、結末は結構見え見えかもしれない(笑)。

虎仮面の裏側にHappySadFoot in Mouth


「タイガーマスク現象」ブーム。昨年のクリスマスにランドセルから始まった贈り物は、モノだけに止まらず、現金、金塊にまで及んだ。この現象を機に寄付の問題点も浮上した。実名での寄付が望ましい、需要と贈り物が合致しないケース、寄付による税の控除をきちんと整備すべき、などなど。

寄付や奉仕に対する見識が高まり、課題も報道されたことは賞賛に値する。だが、マスコミは「面白い話題」を常に求めている。そしてそれを煽るのだ。今回のタイガーマスクは格好の素材だろう。ニュースでは日本地図が登場し、2色に色分けされていた。タイガーマスク現象が起きた都道府県と起きていない都道府県の2色。起きていない都道府県はほんのわずか。そのため、めちゃくちゃ目立った。千葉県も入っていた。タイガーマスク現象が起きていないなんて恥辱的なことだと言わんばかり。通信簿のようだ。タイガーマスクの”いない”都道府県でも思いは同じだったのか、その1〜2日後のニュースでは47都道府県全てが一色に切り替わっていた。煽り効果抜群、大成功だ(笑)。

マスコミによるブームであっても、奉仕の精神自体は素晴らしいことだ。「タイガーマスク」は善意の行動だと信じる。だが、マスコミに煽られ、”地図の通信簿”まで見せられ、とにかくやらなくては”国の恥”という考えになったとしたら、そこには善意以外の気持ちが入り込むのではないか。「恵まれないから恵んでやったんだ。嬉しく思うはずだ。涙のひとつも流すはずだ。感謝されるはずだ。あーいい気持ちだ」。こんな傲慢、高慢さはないと信じたい。だが、真の奉仕精神が宿っているかの確証もない。

一方の課題は解決となるか。これを機に税制が整備され、寄付をし易い仕組みに改正されるかどうか。人の噂も七十五日という。課題を残したままブームは消え去るのか。その怖れは充分にある。

マスコミ煽動のお祭り騒ぎは、事の本質を照らし損ねることがある。漫画の中の本物のタイガーマスクこと、伊達直人は「孤児院」育ち。1969年。私も見ていたテレビマンガ。あの時代だから孤児だった。だが今日の平成タイガーマスク現象は、「児童養護施設」への寄付。中には孤児もいる。だが、今日日は、親から子への虐待、養育不可能になったためというケースが群を抜いていると聞く。児童福祉法改正により、孤児院が児童養護施設と名称変更。なるほど納得の名称変更。当時のタイガーマスクに出てくる孤児たちは素直で健気で明るかった。漫画だし、作り物なのだから、孤児の理想を描いたのか、事実なのかはわからない。だが、児童養護施設にいる子供達はどうだろうか。親がいるのに親と暮らしていない、親がいるのに一緒に暮らせない子供達。推測できるのは、彼らの心は傷ついていること。ランドセルよりも欲しいものがあるのではないか。物品だけを与えればそれでいいのか。心のケアは万全だろうか。そんなことの方が気になる。

面白そうな話題に飛びつくマスコミ。功罪両面を持つマスコミは諸刃の剣。そして煽られ易い一般の視聴者心理。

罪の面ではこういうこともあった。それは、昨年10月に亡くなった尾下大造さん。享年88歳。陸軍時代のこと。ムカムカするという理由で中国人女性20名ほどを撃ち殺す上官を目撃した。自らも上官の命令で男性一人を撃った。そして戦後、彼は軍人恩給を拒否。それがマスコミで報道された。彼の元には批難のハガキがたくさん届いた。「自分だけいい格好するな」という声も聞いた。敵に囲まれた駐屯地であっても自らが敵前に飛び出し、命を晒す危険な行動を部下に押し付けるようなことはなかったという友人の証言。尾下氏の人となりを表す証言だ。「外国で悪い事をしたのだからもらえない」という尾下さんの弁。その気持ちが恩給拒否につながった。カッコつけではなく、戦争に対する彼の責任の取り方なのだろう。それがマスコミに取り上げられた途端、私生活でイヤな思いをする。彼が求めたのはマスコミに登場するような非凡な生活ではなく平凡で平穏な生活だったはずだ。

ダウンロード・レンタルで映画生活に変化WinkingLaughHappy


iTunes Store映画の画面

iTunes Storeでレンタル映画をダウンロードした。初の試みである。アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション映画『ソルト』2010年。パソコンのデスクトップにダウンロード。25分ほどかかった。料金500円。48時間(2日)レンタル。クリックして見始めてから48時間後には跡形も無く消え去る仕組み。ケーブルでつながった46インチテレビの画面で見る。途中、2箇所でほんの1秒ほどフリーズした場面があったが、それ以外は特に問題なく見ることができた。

映画好きな人は多分映画館に足を運んでいるのだろう。だが、出かける面倒臭さがある。また、評論記事を当てにしたり自分の判断で出かけたにもかかわらずガッカリという映画も多い。1000円~1500円が惜しくなることも多々ある。

そこに登場したレンタルビジネス。映画館より格段に安い。映画館離れを憂う声も出た。だが視聴者はとことん我が儘である。映画館同様、出かけるのが面倒くさくなり、返却期限を意識するのが億劫になる。そして、その煩わしさから解放してくれる衛星放送に切り替える。出遅れがちだった新作映画も、近年ではレンタルとの差をあまり感じなくなった。

だが、視聴者の我が儘勝手は止まる所を知らない。今度は衛星放送に不満が募る。視聴料に見合う水準の映画が少ないと感じるのだ。質的に物足りないのだ。「毎月300本近くの映画を配信」という宣伝文句。事実なのだが、先月の300本と今月の300本の中身はかなり重複がある。昨年と今年でも同様に重複。或いはこの3年間であっても同じ事が言えるだろう。実質は毎月300本とは言えないはずだ。そして目玉となる新作映画は毎月ほんの数本程度。小出し配信でつないでいるのが実情だ。その月のわずかな新作を見終えると、残りの数十日は「重複もの」を見るしかない。

上述の我が儘視聴者代表はもちろん夫と私。先に紹介したような流れで今日にいたる。スターチャンネル、WOWOWを始め、衛星映画チャンネルは5~6ある。だが、ここ数年、どうも衛星映画に不満が募ってきた。上述の「月に300本」というまやかしだけではない。目玉となるはずの新作映画にも落胆させられることが多くなった。衛星放送映画チェックは主に私の担当。今夜のゴールデンタイムのオンエアは何かと夫が尋ねる。とても見る価値のない映画という事が多くなり、夫と私の間ではそれを「砂漠」と呼んでいる。「今夜はなに?」、「砂漠よ」、といった具合だ(笑)。

そして我が儘な我々夫婦が試したiTunes Storeのダウンロード型レンタル。ポスト・レンタル、今後の主流になるのではないだろうか。ショップで借りるDVDレンタル、DVDの宅配レンタルという、「人間による持ち運び」アナログ時代はそのうち終焉を迎えるかもしれない。それを見越したからなのか、大手レンタルショップのツタヤもこのスタイルをスタートさせている。デジタル対応のテレビでは、リモコンによる操作で画面から直接レンタルする方式もあるらしい。

だが、一気にダウンロードレンタルへ切り替える気にはなれない。新作映画に関し、衛星放送とiTunes Store、あるいはツタヤ・ダウンロードレンタルを見比べてみた。衛星側にあってダウンロード側には無い、またその逆もあった。だが、新作の数も全体量としても衛星放送に軍配が上がる。また、衛星放送で直にオンエア予定の新作映画が、ダウンロード側ではレンタルは行っておらず、ダウンロードによる購入のみというケースもある。衛星放送会社、iTunes Storeのアップル社やツタヤ、そして映画配給会社、この三つ巴戦、三つの立場における裏舞台の熾烈な争い、駆け引きが感じられる。

ダウロンード型はまだまだ発展途上、過渡期なのだ。DVDレンタルから衛星放送に切り替えた後も、時々DVDを借りるために出かけていた私たち。 我が儘代表の我々夫婦としては、その時代と同様のことをやるだけだ。 衛星放送を維持しながら時々ダウンロード型をチェックして見る。そして、今後はもっと躍進を続けるであろうダウンロードレンタルが自分たちの間尺に合うレベルに達したら、衛星放送契約を考え直す。これだけである。

ダウロンード型のサイトはどちらも使い勝手の悪いインターフェイスだが、予告編の動画もあり、カスタマーレビューもあり、一応参考にはなる。今後も衛星放送が「砂漠」の時はiTunes Storeを活用するつもりである。


iTunes Store映画では、リリース別、タイトル別、ベストセラーの3種のいずれかで選んで分類ができる仕組み。一覧で出てきた中から興味ある映画のサムネールをクリックする。


我が家でも次の「砂漠日」の候補として考えているキャリー・マリガンの『17歳の肖像』2009年。例えばこのサムネールをクリックするとこのような画面に切り替わる。レンタルの場合と購入する場合の料金がそれぞれ表示される。解説、キャスト、プロデューサーなどももちろんのこと、カスタマーレビューも確認できる。


そして、予告編をクリックするとムービーの登場。決定したらあとは「レンタル」の箇所をクリックしていくだけ。とても簡単だ。

皆さんの映画生活はどのようだろうか。レンタル屋のメンバーズカードは持っているが衛星放送映画チャンネルは契約していないという人もいるだろう。でも、ほとんどの家にパソコンがある時代。またテレビも大型化し、ワイド型が主流になってきている。そして光ファイバーによる高速配信技術。ダウンロード型のレンタルを試してみる価値はあると思う。是非(^^).。

スライドショー更新WinkingWinkingLaugh

「ふぉと逍遥」スライドショーを更新いたしました。


一般的にはお正月休みは昨日で終わりですね。今年はゲストと一緒に迎えた我が家の元旦でした。ゲストを連れて初詣、それから初日の出を拝みました。おせち料理を苦手とするゲストがいましたが、どうにか何種類かは食べた様子です(笑)。そのゲストが帰った後、ようやくいつもの我が家のお正月。夫と二人でゆっくりと過ごしました。一昨日録画した衛星放送映画「シャーロック・ホームズ」を見ながらゆっくりのランチタイム。焼いたお餅を夫に、私にはお雑煮を。


さて、今回のスライドショー。猛禽類のミサゴがその逞しい足と鋭い爪で大きな魚を掴みながら飛んでいる写真はすごいです。撮影者は夫。ピントを合わせるのが難しく、写真の出来としてはいまひとつかもしれませんが、鋭く射るような視線はなかなか迫力があります。一般的に猛禽類は陸上の動物が獲物。トビなどが良い例です。魚を獲物とするミサゴは猛禽類の中ではかなり異例とも。写真は他には、ゲスト、犬たちも(^o^).。


お正月のお屠蘇セット。年の暮れに箱から出し、お正月三が日が終わればまた奇麗に包んで箱に入れてしまっておく。ほんの数日だけのために出す季節のもの。ほんの数日のためだけなのに棚に存在し続けるもの。でもその小さな営みこそがとても大切なことなのであり、貴重なひとときなのだとようやく感じられるようになりました。歳を重ねて会得したように思います。

「ガラスの器たち」のページもお抹茶椀や花瓶などを加え更新しています。どうぞご覧下さい。
お正月のお抹茶。今年もガラス器で美味しくいただきます(^_^).。

新スタートという心の権利WinkingLaughHappy


2011年が幕を開けました。おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。夫は今年年男。毎年飾っている干支の置物は、いつものだけではなく、黄金のウサギも加えて豪華版!

12月31日と1月1日。たった一日しか違わないのに何かこうワクワク感がありますよね。この元旦の仕組みはとても嬉しいことです。昨年が充実していた人なら、また今年もという意気込みに。そしてなんといっても、「新年」という言葉に救われるのは「今年こそ」という人たち。「今年こそ」には多くの段階があるでしょう。昨年はいまひとつという人もいれば、めちゃひどかった、最悪、という人たちも。

だからこそ、どんな人にも平等に与えられた「新スタート」を切る権利。行動面もさることながら、今年こそはという意気込みは、平等に与えられた「心の権利」とも言えます。


そこでさっそく、行動の権利から行使。我流の門松です。敷地内にある竹を使いました。本来は3本なのでしょうが、構いません。松の枝も敷地内調達。昨年まではホームセンターで購入した門松を飾っていましたが、おや待てよ、と。毎年、こうやって我流の門松を作って飾るつもりです。ルールも破っていますから、うん、これは「心の権利」でもありますよね(^o^).。

本年も「なんだかんだブログ」を倍旧のお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。