畑に感謝「やっぱりおうちごはん」WinkingLaughHappy

8月の「おうちごはん」3編が思いのほか好評を博した。書いている本人としてはとても有り難く嬉しい話。

色々な意見をいただく。「すごく美味しそう」「今度作ってぇ」「2泊3日でヨロシク」というおねだり系。そして「エキサイトとかそういうんで、レシピブログを立ち上げればどーなの。いいね、をクリックしてもらったりして拡大を計って、そのうちにレシピ本を出版とか、ね」というのも。そして「パン屋さんとかカフェとか、そういうのやって美味しいお料理出してよ。場所も癒し系で美しいんだからさぁ」などという脅し気味の意見(笑)。「B&Bやったら絶対にウケるよ。これならお金払ってでもという人はたくさんいる」というのもあり(やりませんがね)。掲載の料理を実際に作ってみてすごく美味しかったというメール、ちょっと目からウロコ状態でしたという料理の意外性に感動したメールも頂戴した。

レシピブログのように特定したテーマは私には無理。なんたってネタ切れは間違いないから。このブログのように種々雑多なテーマを多数取り扱っていてもだんだんネタが切れるのに。それにブログに集中する力量も私には無いみたいだし。お料理なんて、365日違うものを食べてるわけじゃあないし、そのうち重複がたーくさん出てきて、なんか他にないかしら、と焦りまくる私が見える(笑)。

でも確かに「おうちごはん」はいいものだなぁと。8月のブログでも書いたように、東京からこちらに引っ越してきてからの数年はあまり「おうちごはん」に興味がなかった。東京暮らしが身に付き過ぎた?ためか、面倒くさくなったらとにかく外食に向かおうとしていた。もうちょっとまともなワインを置いた店はないのかしらね(申し訳ないけど確かにひどかったです)、とか、「洋」より「和」のパスタが多くて首をかしげたり、バゲットが付いてこない前菜やパスタに何故?となったり、この地域はピザのデリバリーが無いのっ!とか。ま、きりがないくらいに不満たらたら(汗)(笑)。

逆に、「おうちごはん」に目覚めた今の方が、ちまたには素晴らしく美味しい本格派フレンチやイタリアンがあるということを風の便りに聞く。皮肉なものです。

今年の夏に関していうと、「おうちごはん」を盛り上げてくれたのはやはり野菜畑。日照り続きのため、早朝の水やりは欠かせなかったが、夏野菜には本当に感謝している。畑で野菜が実るって、こんなにも楽しいことだったんだわ、と、あらためて感じ入ったことも事実なり。今後も時々「おうちごはん」は取り上げていこうと思う。

畑に感謝の一番はなんたってズッキーニの花(もちろん実も)。花で作るフリッター。東京のレストランで食べたことはあっても自分で料理したことは一度も無かった。たぶん東京の人たちだって自分では料理しないだろう。というのも、スーパーで販売される類のものでもないからだ。そうなると案外東京よりも田舎で自ら栽培している人の方が花のフリッターを多く食べているかもしれない。都会的な料理は田舎から、むほほ。


ぷくっとした実の上になる雌花。雄花は写真のように茎のみ。フリッターはどちらの花でもオーケー。畑にはスイートバジルもたくさん実っていて、そうだ、こちらもフリッターにすることに。後で紹介するグリーントマトもいっちゃおう。


入れる材料は、アンチョビ、自家製リコッタチーズ(カッテージチーズっぽいかな)、ディルウィード。


適当にお団子状にした3つの材料を花の中に入れて閉じる。ただそれだけ。簡単。


ズッキーニ栽培で不思議だったのは、実の着いた雌花なのに開花しないままのものも出ること。黄みがかっていながらもグリーンが濃いのがそれ。こちらは中に具を入れづらいので衣をつけて素揚げに。実が小さいものは実も一緒に素揚げ。


フリッター衣について。一般的には白身を固めにホイップというのが多いように思う。でも私のお勧めは黄身も使った衣。黄身が入った方がサクサク感があるように思う。白身だけだともっとべっちょりした感じかな。でも黄身と白身は別立てに。白身を固めにホイップというのは必要かと。黄身と薄力粉、水、オリーブオイル少々、塩少々を一つのボールでただただ混ぜる。別立ての白身ホイップをそこに入れてさっくり混ぜる。出来上がりー。


畑のミニトマト。こちらも今年はたくさん実った。青いまま収穫し、こちらもフリッターにしてみたところ、めちゃ美味しいものになった!青っぽい味は一切なく、甘いトマトに成り代わっている。熱の力か、すごい。フライドグリーントマトってことですか。蛇足ながら、グリーントマトのフリッターは、この上の写真の中で、左奥の方に小さく見えます。


フリッターをバンズに挟んで食べてもみた。もち、手作りバンズ。これもまた美味しい〜〜。ズッキーニの花フリッターも美味しいけど、意外で嬉しく美味しい組み合わせはバジルのフリッター。バンズにがぶっとかぶりつくと、口の中にスイートバジルの香りがジューシーに広がる。野菜だというのに、なんていうかしっかりと「肉」の代わりをしていて不思議。めっけもののレシピ&味!


夏野菜はいったん実るとすごい量になる。そういう時、なるべくたくさんの量を消費してくれる料理が「グラタン」系。畑では足りないジャガイモやタマネギを追加。ジャガイモはレンジでチン。タマネギは軽くソテー。これらの野菜をとにかく立てかけるように並べると数が稼げる。味は塩こしょうで。オリーブオイル、畑でとれたイタパセをふりかけ、オーブンにゴー。お好みで、パン粉や粉チーズ(パルメザンチーズ)をふりかけて焼いても美味しい。メイン料理の付け合わせにもなるけど、これ自体をメインにし、フレッシュ野菜サラダと美味しいフレンチブレッドがあればどう見てもディナーでしょう。


一時期、インゲンが大量にとれた。友達にお裾分けまでしたが、それでも実ること実ること。インゲンもオーブン料理に向いているようだ。こちらは生のまま、細めに切り、オーブン皿の下に敷く。計ってみたらかなりの量。なんと600gぐらいあった!塩こしょうとオリーブオイルをまんべんなくふりかけて混ぜ込み、その上に塩こしょうをした白身の魚(サケでもオーケー)を置き、畑のセージやイタパセ、そしてミニトマトを。レモンは3つぐらいの輪切りに。生ハムも(写真撮り忘れ!)のっけて、いざオーブンへ。


あの酸っぱ〜いレモンが、そのまま実をえぐって食べられる程度に甘くなって美味しい。トマトもドライトマトのようになって甘みが増す。レモンの酸味と魚、そしてハーブ類のバランスが最高。そして魚の下のベッドこと、インゲンにもしっかりと熱が通り、柔らかく美味しい。

オーブン料理は豪華に見えるけど、案外手抜きとも。暑い夏のオーブン料理をネガティブに捉える傾向があるように思う。でも私は案外逆かなと。特に混ぜ込んでオーブンにポンという料理はちっともアツい感じがしない。それよりもガスコンロ料理の方が、お湯を沸かして材料を茹でるだの煮るだの、フライパンに油を引くだのって、ずっと火の前に立っていてよっぽどあっちっちな気がするのは私だけか。夏、我が家はオーブン料理が多いです、はい。


畑のトマトくんたちは市販のトマトほどに甘くならないのが欠点。というか、私の力量の無さ。それでも自分で作ったのだと思うと美味しく感じられるのだが。たくさんとれたトマトは、時には半分に切ってドライトマトに。150度ぐらいに暖めたオーブンで1時間程度焼く(乾かす)のもありだけど、今年のように暑く晴天続きの場合は、外で天日干し。光熱費、無し。そういえば市販のものはサンドライトマトというではないですか。


サラダに入れて。半生で甘〜い、まるでフルーツトマト。フレッシュトマトとは違う味わい。


蒔くというよりはそのへんに捨てたという感じだったのにすくすく実ったのがゴーヤ。でも、種がそれぞれ近いところにあったため、ジャングルのように密生し、その中からゴーヤの実を探すのが結構大変。生い茂った葉っぱジャングルの中であまり太陽光を浴びないからか、ちょっと色白で小さめ。ミニトマトと比べてこのサイズ、可愛い。夫はゴーヤを食べないため、消費係は私。小さいながらも続々と実り続けるため、先日は友人にお裾分け。

来年、2013年もズッキーニを育ててみたいと思う。花フリッターが食べたいから!それに、インゲン、キュウリ、トマト、パセリ、あ、今年と同じ(汗)。それからゴーヤもなんらかのカタチで続けたいような。巷で流行りの「緑のカーテン」も悪くないかな。ゴーヤ自体は苦いのに葉や花は甘い良い香りがするので、食べない夫もかなり賛成の度を深めている。