誰に似た?HappyHappyWinking

先日、友達と旧交を温めた。四方山話も一つ区切りがついた頃、なんとなく私たち共通の知人夫婦の話題に切り替わった。夫婦には男の子供が二人いる。子供達にも何度かあったことがある。確か10代だった。

今や子供達は二人とも30代。時の流れに驚く間もなく、友達が「上の子が離婚したらしいわよ」と。その言葉を聞いた途端、様々な記憶がフラッシュバックした。そういえばその夫婦はある種の仮面夫婦だった。仲が悪いというわけではないけれど、それほど一体感はない雰囲気だ。子供達に初めて会った時、下の子はまだ高校生ぐらい。多感なその時期、両親の関係をどのように捉えているだろうかと、他人事ながら心配したことがある。上の子は明るく快活な印象だった。会社員に成り立ての頃だったと記憶している。交際している恋人にも会ったことがある。学生時代から交際が始まったと聞いた。その後結婚に至り、今回の「離婚」となったということになる。

途中途中のつまみ食いのようにしか様子を知らない子供達ではある。だが、離婚という大きな出来事があると、ふと、その因果関係を両親に持って行きたくなるのは人の心理というもの。明るく朗らか、交際期間から数えれば20年弱の愛を育んでいた兄は、どちらかというとお母さん寄りだろうと考えられた。父親は不在がちで、且つ女性出入りが激しいという噂。母親への同情が勝っただろうと思われる子供の頃の生活。父よりも母への愛。だが所詮機能不全の家族。だからこそ自分たちだけは”一体感”のある、”愛”のある夫婦でいようという、両親を反面教師とする決意。だが、兄は愛を継続できなかった。そして今、別の女性と交際していると聞く。ここでも大衆心理としては、兄は父親に似たのかもしれないと単純に前言撤回をする(笑)。

一方の弟。こちらも長年交際する恋人がいるらしい。兄の離婚劇も加えてまたまた心理推理。もしかしたら弟の方が、”一体感”のある家庭、”愛”のある家庭を築くタイプかもしれないと。だからこそ慎重なのだと。

兄は考えてみれば早い結婚。学生時代からの付き合い、そのまま結婚、は、今の時代の間尺に合わないのかもしれない。若い時代は色々な人と接し、恋に傷つき、別れ、そしてまた新しい愛との出会い、そうしたことの結果、添い遂げられる相手が見つかるのだろうと思う。別言するならば、その方が「より良い」とも。もちろん、吟味の上での結婚が離婚に至ることもあるだろう。だが、学生時代からそのまま、という場合よりも、断然人間形成ができていると個人的には判断する。

兄弟。どちらが父親に似て、どちらが母親に似て、という話。心理的要素はあるものの、どちらかというと単に人の話の種となり、酒の肴となるだけかもしれない。